1/18(水)、翌日から天気は下り坂と睨んで(ぴたり当たってしまったようで、寒いですね。そろそろお日様が恋しくなっています)、まだ16日の筋肉痛が治らない脚を引きずり(?)ながら、厚木へ行きました。目的地は、板東33霊場の6番、飯山観音長谷寺(はせでら)です。この長谷寺という名前は、33霊場に3つあります。すなわち、4番長谷観音こと鎌倉の長谷寺、6番が飯山観音長谷寺、最後は15番は榛名山の山麓、白岩観音長谷寺(ちょうこくじ)です。白岩観音は春のCBW散策で出かけようかと検討中です。
小田急線は人身事故があったとかでダイヤが乱れていましたが、あまり混んではおらず、乗り換えた町田から本厚木までは座れました。ここからバスなのですが、30分に1台です。到着した時間が悪くて28分待ち。北口側の5番乗り場ということまでは調べて行ったのですが、バス停が1番と2番しか見えません。2番に並んでいた女子高校生らしき行列に、5番乗り場を聞いたら誰も知らない・・・・よそから受験に来た子達だったのでしょうか? 道路の向かい側にバスが止まっているのを見付け、行って見ると、3番以降がありました。
ベンチが、5番表示のポールから少し離れたところにあったので、そこに坐って待ちました。待っているうちに、山登りの団体がやっていて、ポールの所から行列を作ってしまったので、こちらは行列から排除された形・・・・困ったなあ。これじゃあ、28分待って立ちん坊だぞ・・・・そのうちバスが来ました。前から乗るのか、後ろからのるのか? 後ろだと坐っている私の前なのですが・・・バスには前の口に「出入口」後ろには「しめきり」と表示されています。こりゃまずいぞよ、慌ててポールの所に行って、優先権主張です。ところが、バスの方は、後口を開けました。行列の後部の登山客が列を乱して、我がちに乗ろうとします。終戦直後は別として、平和な時代はこういう姿は見なかったのに・・・・さすがに、行列の先頭にいたリーダー?が、「待って、先頭はこちらの方!」と大声を張り上げてくれて、助かりました。別に先頭でなくても良いのですが、団体さんにどさっと乗られると、座れないですからね。
この団体さんも飯山観音前で降りました。白山(観音の裏山にあたります)から低山の縦走をするようです。関東ふれあいの道が七沢温泉のほうに抜けているので、そちらに行くのかな?
こちらは団体様を見送ってゆっくり歩きます。
橋のたもとに、お出迎えの地蔵様。頭巾で顔が見えません。強盗スタイルの目出し帽です。観音様へはこの橋を渡ってまっすぐなのですが、どうも左の方からお呼びがかかっている気配です。この看板にある「飯山鎮守 龍蔵神社」かな?
橋を渡ったところで、川沿いに左折します。団体様が立ち止まっていますね。道を確認しているのでしょうか?
橋を渡ると、こんな景色が見えました。「飯山七不思議」で、「弘法の米のとぎ汁」「白山池」「方葉の松」「恩曽川の片葉の松」「亀甲の松」「久保の萬年橋」「千が沢の貝殻石」だそうです。今日のコースでは二つ関係しますね。この絵の並んだ岸の対岸、私を呼んだ「龍蔵神社」がありました。先に説明板を見せましょう。
この神社、なんと「行基」勧請です。山の上にある長谷寺の方の説明では、「ここから400mほどの場所に、行基が通りかかり、地面から五色に輝く清水が湧き出し泉のなかから観音像が現れ・・・・」とあります。どうも、飯山観音の発祥の場所は、この川沿いであったようです。帰りに寄りましたが、金剛寺という謎めいた寺があるのです。そこに謎めいたお堂がありました。詳しくは金剛寺の時に・・・
これが、龍蔵神社の鳥居ですが、おかしな事に狛犬さんは鳥居より外に居ました。
狛犬の作られたのは、紀元2600年(昭和十五年)・・・ははあ、お前さん達、うちの婆ちゃんと同い年だな・・・
社殿前でもゆとりはあると思うのですが? 理由は分かりません。
龍蔵権現とか龍蔵神社というのは各地にありますが、祭神はまちまちです。どうも熊野権現の系統が多いようです。龍が付いているので、雨乞いの神社に使われることが多いようですね。
ここの木鼻は貘が良いですね。はっきりした形をしています。見落としたのですが、社殿の左奥のほうに、非常に古い首なしになった地蔵尊があったようです。
さて、お参りも済んだので、観音様に向かいます。まずは橋のたもとまで・・・・
「さくらとたにし」の町だそうです。タニシを食べさせるので有名なのは、飯山観音の山門横の茶屋ですが、他にもあるのかなあ?
参道に戻ると、いきなり脅かされました。
いのししの剥製です。直ぐに丹沢の山ですからね、イノシシも山ヒル(これは嫌いだ・・)も豊富なのでしょう。写真は写さなかったのですが、長谷寺を通る登山道にも、ここから先、山ヒルに注意してくださいという張り紙がありました。
イノシシにはドッキリしました。手入れが良いのか毛並も綺麗で生きているように見えます。猪に噛まれたとか、突き飛ばされたとかのニュースが多いので剥製だと知らない人は驚きますよ。夜はどこかに片づけるのでしようか?丹沢のヒルの話は聞いた事が有ります。野生の鹿がが増えてあちこちの山里まで出没するようになり鹿に取りついたヒルの生殖範囲が広がってしまった・・・。ヒルに無償献血しないようにご注意ください。
ヒルに悪血を吸わせるという療法は、ヨーロッパにもあるようで、先日TVでサッカーの選手だったかが話していました。ドイツで足が腫れてしまった時これを受けたら、全然効かなくて翌日かゆくて困ったそうです。・・・だいたい、血を吸ってみるみる太ってゆく虫は好きになれません・・・丹沢方面では、足元はいつもかなり厳重にしていますが、首筋が怖いです。(爺)
何時も拝見するだけで コメント出来ず済みません くつかけ
facebookのように「いいね」ボタンがあると、「みたよ」に使えるのですが、Wordpressのブログ頁の「Like」ボタンは、ビジター以外は出てこないみたいですね。(爺)